FXで負ける人はこのレンジ相場でボコボコにされた経験があるのではないでしょうか？なかなか上にも下にも抜けなくて、ちょうど真ん中あたりでエントリーして薄損で撤退を繰り返したり。
そして諦めた後にグーンと動いているって事も。そんなFXでは嫌なレンジ相場についてこの記事ではより詳しく書いていきます。
レンジ相場の難しさ
世の中にはレンジを攻略する事を教える方もいると思いますが基本的に僕はオススメしません。なぜならそもそも難しいんですよね。
買うのであれば逆張り気味に下限から入っていかないとそもそも利益が出ない。でも逆張りで入っていく事も難しいと思います。そしてタイミングを取って入ったもののレンジのちょうど上限と下限の真ん中でポジションを取る事になり、しっかりと損切りを置いていないと簡単に狩られてしまうんです。
もっと簡単に言えば方向感をなくしている状態なんです。
方向感をなくしている状態の部分でトレードって難しいんです。根本としてはその方向感をなくしているからこそ難しくなる。買い勢力も売り勢力も同じ力で返し合いをしている局面だと思ってください。
なぜレンジ相場で手を出さない方がいいのか
先ほどもお伝えした通りでエントリーのタイミングなども含めて逆張りで入っていかないといけない相場になっているからです。
あとはもう1点としてレンジ相場で逆張りで入ったりしてわずかなpipsを獲得するよりもトレンドフォローをして一気に動いていく局面を取りに行ったほうがはるかに楽だしリスクも少ないからです。
FXとは待つ事も重要なお仕事の1つです。
自分の都合なんて相場は全然聞き入れてくれませんからね。笑
なのでレンジ相場で小さな値幅を無理に取りにいくぐらいなら、しっかりと待ったうえでトレンドフォローをしてより安全な部分を取りに行ったほうがいいという事です。
FXはリスクリワードの世界
先ほどもお伝えしましたが、FXは基本的にリスクリワードの世界です。勝率が半分でもリスクリワードがよければ生き残っていける世界なわけです。
それを考えるとリスクも背負いながらリワードも少ない可能性があるレンジ相場で手を出す事が間違いである事に気づきますよね。目の前の値動きにつられる事なく、レンジ相場は手を出さないようにしましょう！
どの時間足からのレンジ相場
ここからは少し踏み込んだお話しをしていきますね。
この見出しにも書いた通りに、どの時間足からのレンジなのかでレンジの大きさやレンジを形成する時間の長さも違うという事です。
これは本当に重要ですから覚えてくださいね。FXのサイトではあまり書かれていない事だと思いますので。
・どの時間足のレンジなのか
・レンジになっている時間足の大きさでレンジの長さもあるい程度決まる
決めつけみたいに書いてしまいましたが、おおよそはこれで良いと思います。
皆さんはレンジ相場を必死に勉強して理解するわけなんですが、そういうサイトではどの時間足のレンジかなんて全く書かれていなくて理解を深めていくんです。なのでいざ本番でリアルチャートでこれってレンジ？となるわけです。
ここがFXの本質だと思ってください。
4時間足レンジ相場
こちらは4時間足になります。この4時間足チャートの黄色で囲った部分に注目してください。この部分は4時間足でレンジを形成していますね。
4時間足レンジ相場
こちらの画像は白色の縦ラインを入れています。これは日付が分かるようにしています。
2019円8月6日が1本目
2019年8月14日が2本目
ざっくりですが分かりやすく入れてみました。これは4時間レベルで持ち合ってレンジを形成した時の長さになるんです。今回はあくまで分かりやすくする為に入れてみました。
どうでしょうか？思っていたよりもかなり長い時間のレンジ相場になっていると思いませんでしょうか？これが4時間足レベルのレンジ相場という事です。それでは次はこの4時間足のレンジ相場の中の1時間足を見ていきましょう！
1時間足レンジ相場
こちらの画像は先ほどの4時間足のレンジ相場の中の1時間足になります。4時間足のレンジを分かりやすく黄色のボックスもつけています。
この4時間足の中で1時間足では短期的には上昇トレンドになったり、崩したりしていますよね。このように4時間足で持ち合ってレンジを形成している中でもその下の時間足では少しトレンドが出たり、またはそれをいきなり崩したりなどの値動きになっているわけです。
基本的にはこの考え方がどの時間足にも
先ほどは4時間足のレンジの中を1時間足で見てきました。これは基本的にどの時間足でも同じという事が言えます。またここで一番重要な事をお伝えしていきます。
・4時間足がレンジ相場になるとデイトレードでは難しくなりやすい
・基本的に大きな時間足のレンジ相場には注意する
僕はデイトレードなので4時間足の方向が明確な時にその4時間足の流れに乗って基本はトレードしていきます。そのトレードの後ろ盾ともなる4時間足がレンジ相場を築いた際は注意が必要なんです。
4時間足のレンジ相場だとしても短期的には取りにいける部分はあるのですが基本的にはどっしりとしてトレードする事が難しくなるんです。
このように様々な時間軸の掛け合わせでレンジ相場を見ていく事が必要です。
レンジ相場では手を出さない事のまとめ
FXは基本的に大きな流れについていくのが一番安全でリスクが少ないんです。その上で先ほどお話しした4時間足レベルで大きなレンジ相場になってくる場合はトレードの際も注意が必要だという事になります。
レンジ相場で無理にポジションを持ってリスクを背負うよりも、その大きな時間足でレンジ相場を崩してからでも遅くないという事も覚えてください。
