FX上達する過去検証のやり方&考え方

今回は以前にも書いた事はありますが、やっぱり手が動いていない人が多いと感じて再度FXの過去検証について書いていきたいと思います。分かっているけれどもやらない人。または過去検証やったけど、分からない人。そもそも、やり方が分からない人に向けて僕がやってきた方法を書いていきます。

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本気のFX過去検証とは?

・仕分け作業が必要
・共通点を見つける事

仕分け作業が必要

そもそもFXの過去検証において、みなさん手法を検証すると思うんですよね。そして勝率やリスクリワードを見て、良いのか?悪いのか?ってやっていると思います。これ自体は間違っている事ではないんです。でも、ここでは更に仕分けしていく作業が必要だと言う事です。勝率60%でリスクリワードが良い、これで勝ち越していけるのであれば問題ないですが、もっとFX上達したいですよね?これは人間の本心だと思います。だからこそ仕分けてください。

何を仕分けるのか?

こちらの画像は簡単に見て三尊に見える相場だと思います。なので単純に完成しそうな右肩あたりから売りたいと思うのではないでしょうか?

しかし、その後は三尊が完成せずに上昇していきました。結果としては負けトレードになります。大切な事はここですぐに何かを考えなくていいと言う事です。仕分けの作業としては負けたトレードとして記憶する事を忘れないでください。

ここまでの作業は、過去検証してやった人はほとんどですよね?ようするに、やった結果、勝ったな~、負けたな~とかです。これで勝率を出して勝てるかな?と考えるわけです。

これ以上やらないと相場って理解出来ません。

ここでのタイトルは仕分けです。それでは何を具体的に仕分けていけばいいのでしょうか?それを書いていきたいと思います。

・勝率
・リスクリワード

この2点については誰でも簡単に出せるので割愛します。ただし、リワードの部分については何かざっくりとでもいいので基準を付けておくと良いかもしれません。例えばリスク1に対してリワード2が取れれば、とりあえず勝ちにするなど。ここからが非常に大切な部分になってくると思います。

POINT・勝ちトレードと負けトレードの仕分け
・上位足の環境
・何波だったのか

勝率とリスクリワードに付け加えて、最低限はこの3つも同じように書き止まるようにしてください。本当に過去検証やるなら手法の勝率やリスクリワードだけ求めたところで何の意味もないですからね。そういう場面なら使えるのか?もしくは見送った方がいいのか?これをちゃんと自ら考えて試していく。これが本当の過去検証であり上達する方法であります。

勝ちトレードと負けトレードの仕分け

この2つをちゃんと仕分けてくださいね。めちゃくちゃ簡単な事なんです。でも、多くの人はやっていない。単純に勝ち負けを並べて、トータルの損益やpipsを見てこうだったか~。と嘆いているだけです。そもそも、なぜ仕分けるのか?これが非常に重要になってきます。勝ち負けのトレードを一緒に並べてみてもいいのですが、FX初心者にしても検証が苦手な人も頭が混乱するんですよね。より分かりやすく分析していく為に必ず、勝ちトレードと負けトレードを仕分けてください。

仕分けるとはパソコンのエクセルなどにエントリーポイントのチャート画像をキャプチャーして貼り付けましょう

上位足の環境

これは言うまでもないですが、僕も常に言っている事です。過去検証は基本的に決まった時間足でやると思います。トレンド転換1つにすれば、その時間足がトレンド転換したからエントリーを考えるわけです。それは間違いではありません。そこにプラスアルファ付け加えて欲しいものが2つ上までの時間足の環境になります。例えば15分足で検証をやっているのであれば、1時間足、4時間足までの環境も先ほどの勝ちトレードと負けトレードの画像キャプチャーの横に書き出してください。そうする事によって、より勝ちトレードと負けトレードが分析できるでしょう。

何波だったのか

先ほど言った環境の部分と同じような事ですが、エリオット波動ですね。これは僕のトレードでもかなり重要視している部分になります。これを各時間足で見る事によってフラクタル構造ってやつが理解出来てきます。なので、しっかり各時間足が何波だったのか?これも記憶していく事が非常に重要です。

単純に勝率とリスクリワードだけを求めて、その手法を判断してもいいのですが、結局のところそれをした所で自分自身は何も成長していないんですよね。だって、単なる答え合わせをしているだけです。自ら考えだした方法でもないですし。FXの過去検証をして上達したいのであれば、まず自らの頭を使って考えていく事が大前提になりますので、僕がお伝えしたプラスアルファの3つも合わせてやっていってください。

共通点を見つける事

さて、先ほど言った事から次は更にFXを上手くなる為に必要な作業になってきます。

それは『共通点』を見つける作業

この作業を出来ている人はかなり少ないのではないでしょうか?めちゃくちゃクリエイティブな作業と言ってもいいかなと思います。ある意味、相場に対して再現性を確認する作業になります。そして、この作業をする為に先ほど言った勝ちトレードと負けトレードを比較していくんです。また、それをより効率的に見ていけるように仕分けたという事になります。

この共通点って聞くと簡単に聞こえると思いますが、FXは全てが完璧ではないのでおおよそ『こうだよな?』という形で共通点を見つけていきましょう。形が完璧に同じってまずないので。そして、その共通点を見つける事が出来た時に相場の理解もより進むと思います。

少しヒントとして。

POINTこの共通点は何でもありだと言う事です。

例えば、上位足のエリオット波動がこういう時って自分が見ている時間足は負けやすいな。
↑これは普通の共通点を見つける作業になります。

クリエイティブな発想ですから、その時に負ける可能性が高いのであれば、逆に勝てるチャンスでもあるって事です。なので負けたポイントもどのように負けたのか?逆にその時に勝つためには、どうしたら入れるのか?これの共通点も見つけていく事も大切です。もちろん、その中で本当に移動平均線もぐちゃぐちゃで判断がつかなければパスでOKです。でも、その中で綺麗であれば、負けていたポイントも逆に勝ちポイントに出来るのではないだろうか?と考えていくんですね。

これは少し極端に書きましたが、基本的に仕分けた部分の中でどのような形が多いのか?形と言ってもチャートの形だけではありませんよね。僕は移動平均線を使っているので、そこも合わせて見ます。そして、上位足のエリオット波動や環境もです。このようにして同じトレンド転換の過去検証だったとしても、細分化することにより理解出来る事が更に深まるという事になります。

検証結果をデータ化

・データを比べる事で理解する
・データ化してから覚える作業

データを比べる事で理解する

先ほどは、仕分けを完了させて共通点を見つけていくとお伝えさせて頂きました。ここからは、その仕分けて共通点を見つけたモノをデータ化していくと言う事になります。データ化すると言う事は、その調べた部分について数値で結論を出していくと言う事。例えば、負けトレードにしても次は勝てるトレードもあると思います。同じ環境にしても勝率がどうなのか?という事をデータ化していく。共通点を見つけて仕分けていったものをよりデータ化して勝てる部分はこういう共通点が多いな?とか、負けトレードはこういう部分で多いなと理解していく作業になるわけです。

今までは、過去検証をしてみたけどその場で『こうなんだ~』と理解していた人も必ず数値化してみてください。そうする事によって、勝率が50%などのポイントがあった場合によりリスクはあるんだと認識すると思います。それまでは、このポイント勝ったり負けたりするんだよな~と思っててもね。

データ化してから覚える作業

次に必要な作業ですが、先ほどデータ化した部分を覚えていくという作業です。しかし、勘違いして欲しくない点があります。それは全てを覚える必要はないと言う事。よくプロトレーダーは相場の全てを知っていると思っているかも知れませんが、そうではありません。分かる部分を見逃さずにトレードしていくと言う事です。必ず分からない相場って出てきますので。これを前提に、より分かりやすいモノを先に覚えていくといいでしょう。

そして、この覚えていく作業の時に気付くと思います。

POINTこういう形って多いよな?

これなんです。これを自らの力で発見出来てこそ成長なんですね。最初に書きましたが手法を検証するのは誰にでも出来る事です。しかし、その手法を過去検証して分析する事が必要です。それをする事によって【気付き】が生まれるんです。ここまでたどり着いていない時点で過去検証ってそんなに意味のない事だと僕は思っています。

・分かる相場
・分からない相場
・待つ相場
・危険な相場

このように自分の中でも基準を付ける事が出来るようになると思います。

勝ち越す為に過去検証を行う

・目の前に揺さぶられない為にやる
・この努力はFXで勝つためにやる

目の前に揺さぶられない為にやる

FXの過去検証をしいて上達するには理由があるわけです。それは誰しも思っている事。勝つためですよね。そしてFXではよく目の前の動きに揺さぶられて負けてしまう人も多いです。なので、そんな相場が来ても自分で判断出来るように過去検証をするわけです。よく自分が分からない相場でも、いきなり伸びていく事があると思います。それに根拠はないけどついていったとか。こういう事を卒業する為にです。FXは生きてる間に終わりを迎える可能性は限りなく0です。ならば、稼ぎ続けれる可能性があるわけですから、しっかりと根拠を持ってやり続けないといけません。だからこそ、過去検証を行い理解していく必要があります。

この努力はFXで勝つためにやる

正直、自分で検証して結果を出していく事はしんどい事です。しかし、この世の中で楽してお金を稼げる事ってないんですよ。そんな考えで投資をする人も多いのでFXや投資は危険だ!なんて言われるんです。これは本当に心外で。やる人が悪いと僕は思います。このしんどい過去検証は何のためにやっているのか?この目的もしっかりと持ってください。本気で向き合えば見えてくるものがあると思います。この努力はFXで勝ち続ける為にやるんです。

プロの世界で戦っている事を忘れないでくださいね。