FXをやっていくとこのダマシって事には必ず1回は悩まされるのではないでしょうか?
僕も昔はかなり悩みましたね。
なんでちゃんと根拠持ってエントリーしたのに急反発して戻ってくるんだよ!とか。
永遠のテーマでもあるダマシについて書いていきたいと思います。
FXダマシと思う相場
ここもとっても大切なテーマになります。
と言うのも、ダマシって自分では思っていても相場の流れではダマシではないという事にもなるからです。
まずは見ていきましょう!
こちらはとある日のオージードルの1時間足になります。
1本の20MAを表示しています。
さて、皆さんはどこをダマシとして認識しますでしょうか?
少し考えてみてくださいね。
これは普段からトレードしている時間足にもよるのですが、僕が1時間足で見るのであればこういう部分はダマシだなと思います。
大きくみては3つの〇ポイントがダマシ的な動きをしているように見えます。
ここから解説していきますね。
まずは1つ目の〇ポイントの解説です。
このポイントは前回の分かりやすい安値を更新したにも関わらず、ほぼ下げずにそのまま反転して上昇していきました。
それまでも大きく高値を切り下げて安値更新を繰り返してきたわけなので1時間レベルで言えば下げなわけです。
その中で再度安値を更新したにも関わらず戻したという事なんです。
それが分かりやすい前回の安値を更新したにも関わらずです。
次のポイントは再度1時間レベルでダブルトップ気味に高値を切り下げて安値を更新しました。
しかしながら、大きなヒゲで切り返されていますよね。
本来、トレンドというものは安値を更新するとその安値がサポートからレジスタンスに変化してレートを押さええないとダメなんですよね。
あっ、これ重要ですからね。
強いトレンドの場合は言った通り前回の安値や高値に支えられる事が非常に多いです。
そもそもこんな大きなヒゲが出てくる時点で下げの勢いも怪しいと思ってください。
何かがダメだから戻ってきてるしダマシになっているんですね。
そして最後のポイントです。
ここは皆さんもわかりやすいポイントではないでしょうか?
1時間レベルでは安値を切り上げてきて高値も更新してきました。
そこから再度高値を分かりやすく更新したのに一気に大陰線によって直近の安値も割り込みました。
これもダマシですね。
ようやくみんなが買ってくるポイントで買ったから伸びていくだろうと思ったけど、それ以上に強い何者かがいたという事です。
僕が思うダマシはこのようなところになります。
もちろんこの答えが絶対ではないという事です。
まずはチャートを見てる世界中のトレーダーがどう見えてるか?も考えてくださいね。
ダマシが起こる理由
これには様々な理由があると個人的には思っています。
それはなぜかと言うと、先ほど書きましたが自分ではダマシと思っていても自分以外のトレーダーがどれだけ同じように見えているか?最終的にはこれに尽きるんです。
よく合うダマシはこんな感じじゃないかなと思います。
これはポンドドル。15分足で綺麗にダブルトップになりレジスタンスを確認後に安値割れでエントリーしました。
しかし、その後×で損切り。
これは典型的なダマシですね。損切り後、そのまま思惑の方向へ下げていって取れなかった。
分かります。
こういう動きをなぜするのかというと、それまで売っているトレーダーが多いという事なんです。
そしてポジションを持っているトレーダーが多いという事はその後の動きも重くなりがちなので一度ポジションを軽くしにいく強者がいるとされています。
個人トレーダーを狙ってやってるんじゃないかと僕は思っていますが、この話はよく聞きます。
この真の理由は本当にわかりませんが、FXで動く局面の前によく起こるのがダマシです。
大口のトレーダーやヘッジファンドがポジションを整理してから動かしていってるとも考えられます。
ようするに自分では考えられないような資金を投入している強者がいるのは間違いないかと思います。
・ポジションの整理
・大口トレーダーの思惑
ダマシが多い時間帯
先ほどお話と重なるのですが、動く局面はとんでもない資金が投入されます。
またそれと同時に損切り注文の巻き込みもあって動いていくんですね。
損切り=手放す注文、動く方向への注文なんです。
こういう形で見るとダマシが多い時間帯は特に欧州時間、ニューヨーク時間に多いのではないでしょうか。
やはり日本の市場規模よりも、欧州やニューヨークの方がはるかに大きいです。
日本時間ではそういった大きな資金を投入してまで相場を自ら動かそうというよりも、現在のトレンドについていく傾向の方が多いです。
日本人は素直だと思います。笑
しかし、それが欧州時間になり強者の参上となるわけです。
それまで日本人が頑張って作っていたトレンドをあっけなく、しかも簡単に崩してきます。
それぐらい資金力が強い大口注文やヘッジファンドの存在があるという事です。
なので特に欧州時間に入る前にポジションを持つとダマシにあって損切りされる可能性が高いと言えます。
ダマシを回避する方法はないのか?
さてここまでダマシについて色々と書いてきましたが、ある程度理解して頂けましたでしょうか?
真の理由は誰も分からないんです。
でも、ここにダマシを回避する方法は少なからずあると言う事なんです。
それがテクニカル分析であり、僕もよく使っているリターンムーブを活用するという事です。
ダマシになりやすい局面は
高値圏
安値圏
レンジからの動きだし
これが主に考えられるダマシになりやすい局面です。
引いている水平線に対してリターンムーブを待つ事こそがダマシを回避する本当の方法だと思います。
レンジでもなんでもいいんですが、みんなが引いているであろう水平線を抜けただけではダメなんですね。
その水平線に対してしっかりとリターンムーブをする事。
それによって本当にダマシではなく抜けたと判断され、その後は思惑の方向へしっかりと伸びていくのです。
先ほどのチャートを使って説明すると。
直近の分かりやすい安値に水平線を引きます。その後少し上昇して損切りをされました。
その後は冷静に分析をして直近の安値を明確に抜いてからのリターンムーブで入るという事です。
本当にダマシを回避するにはリターンムーブってかなり有効な手段だと思います。
早く入らないと利益を取り逃してしまうなどと思う事はあると思います。
また上手い人を見て、同じような事をしようとしてダマシに合う事もあると思います。
でもよく考えてください。
FXは動く局面は少し動いた後からでも十分に利益を出していけるという事です。
■FXのダマシまとめ
そもそも色々な理由を書きましたが、本当は謎が多いダマシ。
原因をいくら探っても本当の理由にはたどり着かないと思います。それはその人が言っているだけの事であって本当に相場を動かせる力のあるヘッジファンドなどが知る世界です。
ダマシを一生懸命考えるよりも、どういう局面でダマシが出やすいのか?
そういう局面をたくさん経験して、その都度しっかりとチャートに向き合う事が大切です。
特に上位足からの大きな流れに逆らっているのにダマシなど言っても仕方がないって事などです。
自分のトレード時間足ではダマシだと思っても、さらに大きな時間足からはダマシでもなんでもないって事。
そういう見方で相場環境もしっかりとチェックしていく事こそがダマシへの理解を深めていく事と自分の中でのパターン化が出来てくると思います。