FXで押し目や戻り売りの2波目を自分で紐解く思考を持つ事

FX2波目

今回はトレンド転換後についてのお話しになります。このサイトを見られている方は、トレンド転換についてはおおよそOKだと思うんですよね。でもその先でもあるエントリーするポイントが不明。言ってみれば2波目の部分が分かりませんという人がいるのではないでしょうか。そんな方へ向けてFXの押し目買いするポイントや戻り売りしていくポイントの押さえ方を書いていきます。

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FXの押し目や戻り目

それではさっそくFXの押し目買いや戻り売りの2波目について本題から解決していきたいと思います。

・エリオット波動の2波目を理解する

・グランビルの法則を読み解く

・チャートパターンはこの2波目で使う

エリオット波動の2波目を理解する

まずは押さえておくポイントの1つとしてはエリオット波動の2波目だという認識です。これは言ってみれば1波目をしっかりと捉えておく必要がありますね。トレンド転換です。

僕の神髄でもある『押し安値・戻り高値』

これをしっかりと理解しておく必要があるという事です。たまに微妙な部分もあります。そういう部分は想定としてどちらもあり得ると判断してください。相場に100%はありません。でもより分かりやすい形を意識する事が必要です。また分かりやすければみんなが認識出来るという事です。だからその後は綺麗に動きやすいのです。

よくFX初心者の人は判断が難しい部分ほど頭を使って考えます。綺麗なチャートというのは誰が見ても分かりやすい形だという事をしっかりと意識してくださいね。

その為にもエリオット波動の2波目だという事を認識出来なければ押し目買いや戻り売りをしていく時に判断に迷うという事です。ただ2波目を覚えればいいんじゃない。FXは一連の流れですのでしっかりとトレンド転換からの1波目だという事を押さえて覚えてくださいね。

グランビルの法則を読み解く

こちらも1つとして重要になってくるものかと思います。これは移動平均線で視覚的に分かりやすいものですね。なのでパッとチャートを開いて分かる便利なモノになります。このグランビルの法則を知る事により、そろそろ動く局面かな?という事も想定はしていけるという事です。

例えばこちらはとある日の15分足になります。このチャートの中にもグランビルの法則が働いている部分がありますね。3本の移動平均線を表示しているのでしっかりと考えて見て下さいね。そうするとグランビルの法則が働いて押し目買いポイントはこのようになります。

黄色の〇ポイントで囲った部分が中期移動平均線(赤色)に対して短期移動平均線(青色)が寄り添ってきて同じ方向へ拡散しているポイントになります。ちなみにグランビルの法則っていうのは詳しく覚える必要はありません。とりあえず移動平均線が寄り添ってきて同じ方向へ拡散していくと覚えるぐらいで僕はいいと思います。

そして画像の中に白い大きな〇ポイントが書かれています。これは何でしょう?

この白色の〇ポイントを見て一発で分からない人は各時間軸の切り替えが弱点だと思います。おそらく自分の見ている時間足を考えるのが精いっぱいではないでしょうか。この白色の〇ポイントは長期移動平均線(黄色)に対して中期移動平均線(赤色)がグランビルの法則なんです。先ほどよりも、大きい時間足でのグランビルという事になります。

これを見て一発で分かるようになってくださいね。各時間足の動きを瞬時に判断できるようになれば楽ですので。いずれにしても、FXの押し目や戻り売りをしていくポイントでこのグランビルの法則も発生していればなおさらタイミングが取りやすいという事です。

もっと突き詰めると

エリオット波動の1波目が綺麗に発生して2波目かな?というポイントでグランビルの法則が完成されそうであればより根拠として強くなります。バラバラで覚えている人はセットとして覚えてもらってOKです。

チャートパターンはこの2波目で使う

ここまではいつも言っている事なんですね。でもいつもと変わらない。それがFXなんです。新しい事なんてありません。でも今回はこの2波目で何を考えるのか?これを自分でしっかりと考えないとダメなんです。

例えばよくチャートパターンって皆さん僕よりも覚えている人はいるでしょう。それをどこで使うんですか?これを知っていないと意味なんてないですね。チャートパターンっていうのは色々な部分で出現します。なのでどこでもそう見えて分からなくなる人っているんですよね。

POINTトレンド転換後の2波目でチャートパターンを見る

これを意識してみてください。FX初心者の人はダブルトップにしてもダブルボトムにしても上げ止まりや下げ止まりという覚え方をしてしまっています。非常に残念です。それだけでは勝てません。

使う部分を絞って今後は見るようにしてみてください。

チャートパターンも考える

それではここからもっと深掘りして2波目の押し目ポイントや戻り売りしていくポイントを見ていきたいと思います。先ほどお伝えしたチャートパターンを2波目で使うという事ですね。

・三角持ち合い

・フラッグ

・ヘッドアンドショルダー

三角持ち合い

僕は三角持ち合いというチャートパターンはあまり意識しては見ていません。でもFX初心者はこの三角持ち合いはよく見ているし覚えているものなので解説していきます。この三角持ち合いに関してもトレンド転換後の2波目で見ていくという事です。

例えば下落していく局面を見ていきましょう。そうするとこのチャートを事例に上げて解説していきますね。このチャートはそれまでは上昇してきた局面です。そこからトレンド転換して下落していっています。

この青色の水平線がそれまでの15分足20MAの押し安値でした。なので1時間足ではこの青色の水平線を割り込むまでは上昇と捉える。そして黄色の矢印の部分で1時間レベルの押し安値を突破してきましたね。って事はもう考える事は先読みです。しっかりと次やる事をこの時点で頭の中に描かなければなりません。

2波目が来る可能性がある

これですよね。これをすぐに判断して準備する必要があります。そしてここで今回はチャートパターンの登場です。紹介している三角持ち合いが発生しています。

こうですね。トレンド転換してから三角持ち合いみたいな形を描いていますね。三角持ち合いは本当に綺麗かどうかは僕にも分かりません。でもここで重要なのは下から支えている斜めのラインです。上に引いた斜めのラインはあまり意味ないと思っています。なぜか?下のトレンド転換して売りたいのだから再度下位足で下落していくポイントを狙っているからです。

こんな感じでもいいと思います。よくチャートパターンと言えばFX初心者はきれいにならないとエントリー出来なかったりします。またその形を認識できなかったりします。なので重要なのはこの下側のラインですね。

言ってみれば2波目でこのような形が出ていれば再度下落を狙える可能性があるという事になります。

フラッグ

ついでに書かせてもらうのがフラッグというチャートパターンです。よく聞きますよね。これも三角持ち合いと同様の考え方になります。フラッグは2本の線を平行に引きます。そしてその中で値動きが推移してその後抜けていくパターンですよね。これも下落にトレンド転換した2波目で発生しているのであれば下側のラインが重要になります。決して上のラインを抜けたからと言って飛び乗っては負けてしまうという事です。

それもこれも、トレンド転換してどの3波目に乗るのか?これを理解していないと使えないんですよね。なので三角持ち合いと同じく下落にトレンド転換してからの戻り売りであれば下側のラインを抜ける事が重要だという事です。

逆を言えば上昇にトレンド転換した場合は上から斜めに引いているラインを突破する事が重要だと言えます。

三角持ち合いとフラッグは僕の中でどっちでもいいチャートパターンと言えます。笑

ヘッドアンドショルダー

僕が唯一、推奨するチャートパターンです。これはやっぱり強いし意識されやすいです。なので初心者が覚えるべきパターンでもあると思っています。簡単に言えば1時間レベルのトレンド転換からの2波目で15分足レベルでヘッドアンドショルダーですね。

例えば冒頭でトレンド転換をお伝えした部分です。ここは僕も実際にエントリーした部分になりますが1時間がトレンド転換した後の2波目の戻り売りポイントで15分足レベルでヘッドアンドショルダーが出現なんです。それではその2波目の戻り売りポイントを15分足レベルの動きを見ていきたいので5分足で見ていきましょう。

こちらが1時間がトレンド転換した後の2波目を5分足で見た局面です。そうするとこの黄色の〇ポイントでヘッドアンドショルダーみたいな形が出現しています。綺麗であれば移動平均線レベルで動きを追いかけていくとタイミングが合いやすいですね。

このような形ですね。ヘッドアンドショルダーです。少し綺麗な形ではないですが移動平均線レベルで見ていくとこのような形に見えてくると言う事ですね。そしてヘッドアンドショルダーは何がいいのか?それはこの15分足レベルの動きの中でいったん上昇トレンドに入ってくれるという事です。そしてその15分足レベルの上昇トレンドを右肩を作りにいった時に崩すという事。

1時間足では2波目で次は第3波目が発生するか?という部分で15足レベルで上昇トレンドを崩してくる。言ってみれば15分足では押し安値を形成してきます。そしてその押し安値を突破して15分足レベルでも1波目が発生して戻して右肩を形成で2波目。そしてそこから15分足レベルで第3波目が発生。同時に1時間足レベルでも第3波目が重なるという事です。

この時に重要なのは形も重要なのですが、15分足レベルでは上昇トレンドに入ったという事になります。なので押し安値が完成されているという事です。ならばその部分が分かれば売るタイミングも分かってきますよね。

このような感じですね。15分足での押し安値の部分に白い水平線を引いています。上昇トレンドに突入してから一気に下落してその押し安値を黄色の〇ポイントで少し割り込んできています。そこから右肩を作りにいったん上昇してから下落しています。これはよく僕が言っている押し安値割れのヘッドアンドショルダーでもあります。

もちろんこれが移動平均線レベルで認識出来る方がいいですが、値動きベースで作ってくる事もあります。いずれにしてもチャートパターンというものは2波目の押し目買いや戻り売りポイントで使用していった方がFX初心者には難易度が下げると僕は思います。

2波目の戻し方を意識してパターン化する事

さてFXの押し目買いや戻り売りをしていく上のポイントをお伝えしてきましたが、ここも重要なポイントになりますのでしっかりと読み上げてください。

・臨機応変な考え方は大切だと思う

・2波目を徹底的に研究する研究者になれ

臨機応変な考え方は大切だと思う

FXで勝てない人は本当に1つの事しか頭に入っていない。複数の事を同時に考える事が出来ない人が多いように僕は思います。と言っても僕も以前はそうでした。2波目の戻し方を考える上で先ほど紹介した形の中でもキッチリと判断できる形が必ず来るって事ではないんですね。例えばヘッドアンドショルダーにしてもはっきり分かりやすい形もあれば、少し崩れているけどヘッドアンドショルダーだな~と認識出来るものもあります。

なのでその2波目の部分をある程度、臨機応変に考えていかなければなりません。また1つの事。例えばヘッドアンドショルダーだけを覚えていても、ご紹介した三角持ち合いやフラッグなどの形になる事もあります。なので複数の事を柔軟な考えて見ていく必要があるという事です。

2波目を徹底的に研究する研究者になれ

最終的には決まった形はない。でもある程度の事は想定出来るのがFXです。お伝えしましたが、この2波目のパターンを自分でしっかりと研究する事が重要です。そうする事によって、これもヘッドアンドショルダーだったな~とか、フラッグだったな~などと自分が見落としている形が徐々に分かってきます。

そして分かったのであれば自分の弱点も分かるわけです。そうやって研究者なみに2波目の波形をしっかりと見ていくと自分の得意な形や不得意の形も見えてきます。そして自分の得意なパターンからエントリーをしていけばいいという事です。

見て勝てるほどあまくはないです。最終的には自分で判断していくのがFXなのでこの2波目を徹底的に研究する事によって下げるパターンや上がるパターンがより見えてくると言う事です。