リターンムーブの種類ってご存知でしょうか?

FXの教科書やサイトなどにはリターンムーブってよく載っていると思います。確かに図では理解できるんですよね。でもリアルチャート見たら全然この今の動きがリターンムーブなのか?とか迷われた事があるかと思うんです。

僕もこのリターンムーブはかなり色々な物を見て研究しました。そしたら色々なリターンムーブがあるのでこの記事でご紹介していきたいと思います。

どの時間足のリターンムーブか?

最初から言っちゃいますね。どの時間足のリターンムーブなのか?って事が非常に重要なんです。リターンムーブって色々言われていますが、どの時間足のリターンムーブになっているかで全然違うって事になります。

言葉で解説すると

1時間足で上昇トレンドが発生している時は基本的に5分足や1分足のリターンムーブはよく発生しています。もしくは15分足あたりでもリターンムーブがあるかと思います

日足が上昇トレンドの時は1時間足レベルでリターンムーブしているという事もあります。ちょっと言ってる意味が不明ですかね。笑

では実際のチャートを掘り起こして解説していきますね。

日足

リターンムーブ日足

リターンムーブ日足

こちらはポンドドルの日足チャートになります。大きな流れでは下げてきているチャートになります。

この日足チャートではきれいにリターンムーブが出来ている部分があります。それが次の画像になります。

リターンムーブ日足

リターンムーブ日足

先ほどの日足チャートに1つの水平線を引いてみました。この水平線によって日足チャートは上下を分けていた状態です。

その水平線を明確に一度しっかりと割り込んでから再度水平線まで戻してきてダブルトップを描いてリターンムーブしているのがおわかりでしょうか?

日足レベルのリターンムーブはかなり大きくなり約1か月ぐらいかけてレジスタンスしてから再度下落していきました。このように日足レベルのリターンムーブはそうそうに拝める事はありません。時間軸が大きいとリターンムーブを完成させるのも時間がかかると覚えておいてくださいね。

リターンムーブ日足

リターンムーブ日足

4時間足

リターンムーブ4時間足

リターンムーブ4時間足

こちらの画像は先ほどの日足でリターンムーブする部分の4時間足になります。

この部分では4時間足のリターンムーブを見ていきましょう!というよりも今回のパターンとしては4時間足のリターンムーブと1時間足のリターンムーブが重なっているという感じです。

リターンムーブ4時間足

リターンムーブ4時間足

日足レベルのリターンムーブをするか?という局面で次は4時間足レベルでのリターンムーブを見ていきたいのですが、この緑の水平線は何回か意識されています。その水平線を少し抜けて最後に押さえ込まれる部分になります。4時間足のMAも上からレートを押さえ込もうかとしています。

もちろ日足レベルで効いている白色の水平線から売る事も出来るのですが、直近では上昇に入ってきている。戻しの作業ですね。これをしっかりと否定してあげる事が大切なのです。

1時間足

リターンムーブ1時間足

リターンムーブ1時間足

こちらは先ほどの4時間足でのリターンムーブの部分を1時間足にしています。ちょうどピンクの〇ポイントがきれいにリターンムーブしているのが分かると思います。

もう一段上から売れない事ないポイントがあります。

リターンムーブ1時間足

リターンムーブ1時間足

こちらの黄色の〇ポイントです。上には日足レベルでの抵抗となる水平線があり、1時間足レベルでは上値を押さえられてからの高値の切り下げポイント。

しかし、タイミングが掴みづらい形になっています。引いているピンクの水平線は短期的に最終1時間レベルで押し安値となった水平線になります。そこを若干オーバーシュートしましたが押さえ込まれて下落に繋がっています。

この際は4時間足で確認できる、緑の水平線を抜けるかが一番の問題です。一番安全なのは4時間足の上昇も否定してからですけどね。

このように色々な時間足によってリターンムーブがあります。また時間足が大きくなればなるほどリターンムーブに対する時間もかかるって事です。

あとはそのリターンムーブする部分で下位足でどうタイミングを取っていくかになります。

リターンムーブよりも水平線

リターンムーブは確かに最強かつ安全に狙っていけると僕は思っています。ダマシも極力回避できますしリターンムーブが発生した事により完全に決着がつきその後伸びていきやすいんですよね。

でもリターンムーブの前に注目してほしいのは水平線があるという事なんです。

一番きれいなリターンムーブは前回の高値を更新してうわ抜けて、その後にその高値にサポートされてリターンムーブとなり安値を切り上げ高値更新していってくれるパターンです。

このように前回の分かりやすい高値や安値の部分を抜けてしっかりとその高値や安値に水平線が引かれているからこそリターンムーブが発生したと認識してほしいのです。

水平線をぶっ飛ばさないでくださいね。笑

リターンムーブがない場合も当然ある

リターンムーブの理屈をある程度把握したうえでリターンムーブをすればエントリーしていきたい場面が巡ってきた場合。リターンムーブがなくそのままスルスルと上昇していって悔しい思いをする事があると思います。

でもそれはそれでOKなんですよ。その上昇は指をくわえて見守っていればOKなんです。なぜかと言うと自分の思っていた根拠以外でトレードをしていくとドンドントレードが崩れてきて、最終的に変なところで手を出していき負けていく事があるんです。

1通貨で週に1回はリターンムーブが綺麗な場面って巡ってくる事が多いですから、そのチャンスをしっかりとモノにする事が大切です。監視する通貨数増やせばその分チャンスも多くなりますから。

なのでリターンムーブは必ず来ると思わないで、きた時にしっかりとモノにして感謝していきましょう!笑

大きい時間足のリターンムーブはムズイ!

リターンムーブですが、覚えておいてほしい事は大きい時間足で作るリターンムーブは難しいという事です。

リターンムーブ日足

リターンムーブ日足

こちらは先ほどの日足レベルのリターンムーブの部分ですが。5月の後半から始まり、最終的に決着がついて下落していったのが7月の始めですからね。すべてがこうなるわけではないですが、基本的には大きいほど時間がかかるという事です。

日足レベルで作っていく時なんかはとてつもなく下位足では持ち合いに見えてきます。少し大きなレンジですね。なので日々トレードをしていく上で注意が必要なのは上位足の確認です。

これをしっかりと認識しておくだけでもエントリーした際にどうなったら逃げないいけないのか?もしくはどのを抜けるとしっかりと持っておいていいのか?がある程度見えてくるというわけです。

リターンムーブのおさらい

リターンムーブには様々な時間軸からのリターンムーブが存在しています。

時間軸が大きくなれば時間もかかります。また大きいリターンムーブほどタイミングが取りにくくなる可能性があります。

逆を言えば、下位足のリターンムーブほど方向性があっていれば素直に動いていきリターンムーブの時間も小さいという事です。

このあたりもしっかりと押さえてリアルチャートに向き合っていきましょう!