戻り売りのタイミングやコツはこれだけを押さえておけばOK

戻り売りだろうなと思っていても早く入り過ぎて損切りだったり、見逃してしまった!という経験はないでしょうか?

その後、何も出来なくてチャートを閉じるならまだマシなんですが余計な所で入ってしまってさらに損切りなど。それだったらあそこで入ってればな~とよく僕も思った事があります。

その戻り売りのタイミングやコツについて徹底的に書いていきますのでマスターしてくださいね。

戻り売りとは

戻り売りについて簡単に定義的に書いていきたいと思います。

まずは戻り売りとは大きな流れが全体的に下落方向に向いている時に、レートが徐々に上昇してきてある部分にくるとそれ以上レートが上昇せずに次の大きな下落に繋がっていく部分に乗って売っていく事です。

よく戻り売りを待っているときに言われるのは戻しの作業や調整などとも言われます。

とても簡単に書きましたが、とっても重要な事になるのでしっかりと戻り売りの定義として覚えてくださいね。

全体の流れが下の時にレートが高いと思われる部分から戻り売りは始まります。簡単に言ってしまえばしっかりとトレンドフォローをしていきましょうという事です。

価格が高いところを見極めていく事こそ戻り売りを極めると言っても過言ではありません。その見極めを丁寧にテクニカル分析して見ていきましょう!

余談だけど売りの方が早い

少しだけ余談でお話しします。余談ですが、相場では売り相場の方が早いといわれます。これはどこにも明確な根拠などは掲載されていないのですがよく耳にします。

実際に昔から【上げ100日下げ3日】とも言われているそうです。

昔から言われているという事は、それなりに意識されているとも言えます。おそらく大暴落とかの印象の方が相場は印象が強いのでそう言われている可能性もありますが、頭の片隅にでも覚えておいてください。

僕もロングで買うよりも下落でショートする方が好きです。

戻り売りのタイミング

さていよいよ本題に入っていきますね。そもそも戻り売りのタイミングってどんなタイミングと思ってこの記事を読んで頂いていると思います。

そこで1つだけ再度確認して頂きたいのですが、僕がお伝えする事はデイトレードになります。基本的には15分足がメインでエントリーをしていますのでその環境だという事を分かって見て頂ければと思います。

どの時間軸の崩れか

まずは戻り売りのタイミングを掴んでいく上で重要な要素の1つでもあるどの時間軸から崩れて下落してきているかです。

どの時間足で崩れてきて流れを作っているかもとっても重要です。小さい時間足で崩れている場合はオススメしません。大きな時間足が崩れて下落の流れを作っている事がとても重要なのです。

大きな時間足で崩れているからこそ、それなりに長くその下落のトレンドは意識され戻り売りとして入っていきやすいという事です。

僕が意識する時間足としては4時間足の崩れはとっても大切です。なので4時間足の時間足が崩れて下落に転じてくると戻り売りを待つスタンスになるわけです。

戻り売り4時間足

戻り売り4時間足

画像は4時間足になります。

画像にも書き込みましたが、4時間レベルでそれまでは持ち合いの大きめなレンジを形成していました。しかし、そのレンジが崩れ始める事によって下落トレンドが4時間レベルで開始されました。

その結果、その後の下落トレンドは10日以上も終わらずにトレンドを続けています。

このように大きな時間足、最低でも4時間足が崩れてきてからでも遅くないし逆に言えば大きな時間足が崩れる事によって皆が崩れたと認識出来るため、トレンドも続きやすいという事です。

続きやすいからこそデイトレードで戻り売りのタイミングも取りやすくなるし、タイミングさえ合わせれば皆の方向が下を向いているから伸びていきやすいという事なんです。

もちろん1時間足ぐらいでも入れない事はないと思いますが、特に戻り売りのタイミングが掴めない人や初心者の人は4時間足の大きな波が崩れてから戻り売りを考えるといいと思います。

どの値動きのイメージがあるのか

さて次は戻り売りにしてもどんな値動きをしてきたら戻り売りとしてタイミングを取りエントリーしていけるのかが重要だと思います。

この値動きのイメージも大切です。よく波とか言う形で紹介されていますね。先ほどのチャートを使ってみていきましょう。

戻り売りイメージ

戻り売りイメージ

ざっくりですがこのようにジグザグを繰り返して下落していっているわけです。それではこのジグザグの中でどこで入らないといけないのか?なんですね。

戻り売りと言っても下落中の安い部分でさらに売っていては当然利益にはできず、損切りされる可能性の方がはるかに高いしリスクが出てきます。

なので下落トレンドが発生してジグザグを繰り返している出来る限り高い部分で戻り売りを検討しないといけないですよね。このイメージが大切という事です。

よくトレードする時間足が5分足とかの方で小さい時間足では当然戻してきている部分は上昇トレンドになっているわけですから、その上昇に乗ってしまうんですよね。そして大きな流れに飲まれて負ける。

またはジグザグの山の部分でさらに買いを検討してしまう方など。

なのでしっかりとこのジグザグのイメージを持って待つという事も必要なんです。

戻り売りイメージ

戻り売りイメージ

この画像の緑の〇ポイントで戻り売りの準備をしてタイミングを取っていかないといけないという事です。

とっても簡単に言うと大きな時間足から崩れてきているので次は出来る限り高い部分から戻り売りとしてタイミングを取って売っていきたいという事。

その大きな時間足の流れのイメージをする事も大切だという事なんです。ようするに目線を固定しておかないと小さい足で上昇だ下落だなんてやってたらまず勝てないからです。

もちろんスキャルピングで成功している人もいますが、1度にある程度の値幅を狙った方が精神的にも楽ですからね。

しっかり水平線はあるのか

ここまでは、相場の流れとイメージをお話ししてきました。ようするにここまでは相場環境がどういう状況にあるのか?を見てきたわけです。

それでは次は上記で書いてきたように上位足から下げの流れが出来ている中で戻しを待っているとします。その戻しはどこで止まるのか?を水平線を使ってテクニカル分析していきます。

戻り売り水平線

戻り売り水平線

先ほどのチャートに水平線を引いてみました。この水平線は最終4時間足で高値を更新した押し安値になります。その安値に対して下抜け後にしっかりとレジスタンスされていますね。

この緑の〇部分で入れない事はないのですが、反転がかなり急落という感じなので下位足でもタイミングが取りづらい可能性があります。

急すぎる場合などはスルーしてもOKなんです。それを無理やり取ろうとしても結局は振り回される事になりますので。慣れていって意識される水平線がしっかりと引けるようになれば取りに行くのもありかと思います。

戻り売り水平線

戻り売り水平線

次のポイントは日足でも確認できる水平線での攻防です。先ほどの水平線よりも日足から認識出来る部分になりますので当然強さで言えばこちら側の方が強いわけです。

このように同じ水平線でレジサポしてもどの時間足から認識されているかで全く強さが違うんですよね。なので小さい足だけで認識出来る水平線よりも、どっしり4時間足ぐらいから明確に見える水平線を確認していく必要があるわけです。

この水平線を一度大きく抜けた後、再度水平線まで戻してきてリターンムーブをしてその後は大きく下落していきましたね。日足から確認できるからこそ崩れると大きいわけです。

皆が注目しているからこそ、意識されるわけで一気に動いていく局面でもあると言えます。戻り売りのタイミングでは水平線も重要だという事です。

移動平均線はあるのか

ここまででも結構戻り売りのタイミングについて掴めてきたのではないでしょうか?ここからはさらに根拠を固める作業をしていきましょう!

もう上には行けないんだというダメ押しともいえる作業になります。それが移動平均線になります。

移動平均線はグランビルの法則など有名ですよね。有名という事はより多くの人が認識している可能性があるという事なんです。FXは言ってみれば多数決と同じですからね。多いほうが勝つんです。

それでは先ほどから使っているチャートを再度見ていきましょう!

戻り売り移動平均線

戻り売り移動平均線

先ほどの日足レベルの水平線でレジスタンスされている部分の移動平均線を見てみてください。赤色の中期移動平均線に対して青色の短期移動平均線が収束して拡散していくか?というポイントになります。

その後はきれいにグランビルの法則が成立して下げていますね。先ほどまでは、相場の背景や流れが下にあって、さらに水平線のレジスタンスがあったわけです。これにプラス移動平均線のグランビルの法則も成立してくるポイントにもなるんです。

もうこれは戻り売りのタイミングとしては絶好のタイミングになりますね。

このように下がる局面はとってもきれいになっています。相場環境と水平線でもいいんですが、より多くの人に使われている移動平均線も使う事によってグランビルの法則が視覚的に分かりやすくなり戻り売りのタイミングも掴みやすくなります。

チャート形状はどうなのか

最終的にオマケぐらいの要素になりますが、このチャート形状もどうなっているかで違ってきます。

この局面で皆さんがよく知っているであろうチャートパターンがあれば更に良いという事です。

下げ相場の部分で戻り売りタイミングを取ろうとして意識する形は

・ダブルトップ

 

・ヘッド&ショルダー

 

・高値の切り下げ

このあたりがメジャーかと思います。もちろんその他にもフラッグやペナント、三角持ち合いなどありますがあまり考えすぎても、主観が入ってしまいますのでこのあたりでOKかと思います。

このように最終的にオマケになりますが、下げる環境が整った部分で出現するチャートパターンの方がはるかに強いという事も頭の片隅に入れておいてください。

戻り売りのコツを伝授

ここまでは戻り売りのタイミングについてお話してきました。ここからは戻り売りのタイミングは分かったけどエントリーする際の注意点やちょっとしたコツについてお話していこうと思います。

分かって慣れるまで1つ1つ確認

先ほど書いてきた部分の戻り売りのタイミングですが、読んでいるとなるほどな~となるかと思います。しかしながら実際のチャートが動いている局面で判断していかないといけないのがFXです。

終わってみれば取れたなーってなるのは、その前の確認作業が出来ていないからなんですね。なので、まずが相場が崩れてきたらとりあえず確認作業に入りましょう!

・どの時間軸から崩れてきているのか

 

・崩れてきているけど意識される水平線はどこか

 

・今現状の移動平均線はどんな形なのか

この作業を最低でも1つ1つ丁寧にしていく事が大切です。慣れるとチャートを見て瞬間に分かってくるのですが、慣れていない人は口に出して確認するぐらい確認してみてください。

そうすると全然整ってない局面で自分は戻り売りのタイミングを取ろうとしていた事などが分かってきますので。ほんと地味な作業なんですけど大切な確認作業ですので。これを繰り返していくと戻り売りのタイミングやコツが徐々に見えてくると思います。

次の抵抗まで距離はあるのか

次の抵抗までどれぐらいの距離があるか?簡単に言えばどれぐらい下落していくだろうと言う事なんですね。

絶好の戻り売りポイントだったとしてもすぐ直下に強烈な抵抗要素があっては素直に伸びていきません。ここも戻り売りをしていく上では押さえておかないといけないコツになります。

戻り売り抵抗

戻り売り抵抗

先ほどから使っているチャートを見ていきます。こちらは緑の〇から日足レベルで崩れてくるポイントで移送平均線もグランビルのポイントですね。下げるしかないわけです。

しかも過去を見てみると黄色で囲った部分に何もないんです。言ってみれば広い空間が存在しているわけなんです。直近で言えば黒色のラインあたりまではほとんど何もなく気持ちのいいチャートとも言えます。

このように次の抵抗要素があまりない事も大切なのです。広い空間も覚えておいてください。

大きな背景に逆らわない事

これは先ほどからお伝えしている重要な点になります。特に短期足で見ているトレーダーの人に多く、あまりにも大きな時間足を無視している事です。

もちろん戻しの作業をしている局面でも取れない事ないんですよ。でも大きな背景が向いている方向にトレードする事の方がはるかにリスクも少ないしリワードも得やすいという事になります。

すべては組み合わせ

重要な事を色々と書いてきましたがいかがでしたか?結論から言えばどれも重要だという事なんですね。よく初心者の方などはどれか1つだけを見てしまいトレードして負けてしまうんですね。

なのですべては組み合わせなんです。より多くの根拠が揃うからこそ、多くのトレーダーが注目して注文をしてくるわけです。なので結果大きく動く局面になる。

だからこそ、しっかり待って確認作業を行い皆が注目している部分まで引き付けてエントリーしていく事。この組み合わせるという事も出来ない方が多いので再度確認してみてください。

大切なので何度も書きますが

・大きな時間足でしっかりと崩れてきているか

 

・みんなが注目する水平線にレジスタンスされるのか

 

・移動平均線はどんな形をしているのか

 

・チャートの形状はどんな形なのか(オマケ)

このようにしっかりと順を追って確認して組み合わせていく事が大切です。

戻り売りのタイミングやコツのまとめ

単純に色々なサイトで書かれている戻り売りなんですが、簡単に書きすぎなんですよね。笑

どんな相場の流れや背景があるからこそ戻り売りとして狙っていけると書かないと、そりゃー負けますから。

それぐらい大きな相場の流れって大切なので戻り売りのタイミングやコツがわからない人はまずは大きな流れをしっかりと理解してください。

その中でここに書いた手順をしっかりと確認してエントリーのタイミングを掴んでいってください。