ダウ理論は重要なのは色々なサイトを見て分かっている事だと思います。しかしながら、結局ダウも見方によって人それぞれな部分があります。
その悩みを今回はこの記事で解決していこうと思います。
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移動平均線を使ってダウを見る
今回は移動平均線を使ってダウを見ていこうという事です。
なぜ移動平均線でダウを見ていくかなのですが、基本的にダウも人によって色々な見方があるんです。そしてこちらが迷走してしまうんですよね。
もちろん、すでにある程度ダウも分かっている人は大丈夫なんですが迷走している人に向けて今回はより分かりやすく視覚化する事です。
移動平均線の設定
まずは使用する移動平均線ですが1つでダウを見ていく形になります。僕のトレードでは移動平均線を3本使っていますが今回は分かりやすくダウを見ていく事が目的なので1本表示にします。
移動平均線は20SMAを使います。
色は基本的に自分の見やすい色で表示させてくださいね。
薄い青色の線が20SMAの移動平均線になります。こんな感じに表示されます。ダウを見ていく観点からはこれだけでOKです。
デイトレードであれば15分足
僕は基本的にデイトレードですので使う時間足は15分足が基本になります。まれに5分足まで落とし込んでタイミングを取る時もありますが、今回はダウをどう見るかなので15分足を基本にしてお伝えしていきます。
こちらは先ほどの画像で15分足になります。
この中でどうダウを探していくか?これが今回のテーマですが、移動平均線の山谷でダウをみていきます。
青色で引いた線がおおよその移動平均線レベルで山と谷を作っている部分に引いた線です。これを見ていく形でダウを見ていきます。
これで見る限りは途中までは高値更新こそしてないですが、安値を切り上げてきている状態でした。
そこから高値をダブルトップのように揃えて安値を更新してきます。そこからは綺麗に下落トレンドに入っています。
このように移動平均線の波で高値や安値を見ていく事によって、目の前の小さなブレにやられなくなります。ただし、少し注意点がありますのでお伝えしていきますね。
こちらのピンクで囲った部分を見てください。この中でも小さく15分足の20SMAが波打っているのが分かりますでしょうか?
慣れていけばこの波も捉えてもらってもいいのですが、初めのうちはこのレンジのような小さい波はスルーしてもらってOKです。
小さいという事はみんなが認識出来ていない可能性が高いのです。よって方向性がないのでエントリーしても動く可能性も少なくレンジトレードになってエントリーしては薄利か損切り貧乏になってしまいますので注意が必要です。
ダウの観点から言えばこの黄色で囲った部分からは売り目線で、あとはどこでエントリーのタイミングを取っていくか?という感じになります。
移動平均線の山谷にしても高値をダブルトップをつけてネックラインを割り込んできています。そして次は高値をしっかりと切り下げたので売り目線という事になります。
ただし、今回はあくまで15分足だけの判断でお伝えしていますので、大切な相場環境を見て上位足などの方向性も重視してくださいね。
分かりやすく移動平均線でダウを見ていくという事なので15分足だけでお伝えしています。
基本的に1つ上の時間足で確認できる
先ほどの画像は15分足で見てきました。次にお伝えしたい事はこの20SMAの波でダウを捉えると何が言えるかと言いますと、1つ上の時間足でも確認出来るという事です。
15分足の20SMAでゆったりダブルトップであれば1つ上の1時間足でも認識出来るぐらいのレベルだという事です。
これはその他の時間足でも同じで1時間足の20SMAでゆったりダブルトップやダブルボトムを波打てば4時間足でも認識されてくるという事です。
こちらは先ほどの15分足の20SMAの移動平均線の波でゆったりとダブルトップを形成した部分になります。これぐらいのゆったりした移動平均線の波が出来れば1つ上の1時間足でも認識されるとの事でしたが、さっそくこの部分を1時間足で見てみましょう。
ちなみに分かりやすく赤色の縦線を入れています。
こちらは先ほどの黄色の部分を1時間足にしてみました。
どうでしょうか?15分足の移動平均線の波でダブルトップを分かりやすくつけると1時間足でもチャートパターンのダブルトップが見えるのが分かりますでしょうか?
これが先ほどお伝えした移動平均線でゆったりと山谷を作ると1つ上の時間足でも認識されるチャートパターンや高値の切り下げ、安値の切り上げなどが認識されてくると言う事です。
次に認識されづらい部分を画像でご紹介していきます。
こちらは少し前でこういう小さい波は認識されにくいとお伝えしました。こちらは15分足になります。この部分を1つ上の1時間足で見てみましょう!ちなみに分かりやすく縦に白色の線を入れています。
こちらは先ほどの15分足の部分を1時間足にしてみました。ピンクで囲った部分になります。どうでしょうか?先ほどの大きなダブルトップの部分よりも小さすぎて1時間足からはなんかモジモジ動いているぐらいにしか捉えられないように見えます。
この移動平均線でダウを見ていくにはゆったりと大きく動いてくれる部分でしっかりと判断していきましょう!
小さいダウで迷わない
先ほどもお伝えしましたが、ここが移動平均線でダウを見ていく上でとっても大切な部分になります。波の大きさというものは人によって色々と違うのは間違いないんです。
なので、ここでしっかりとして欲しいのが過去のチャートです。
この過去検証がとっても大切になります。チャートは後から見ると、そうだよね~って思うのですがエントリーしていく時はリアルタイムなんです。
なので、この過去検証でどれぐらいの大きさの波を描くと1つ上の時間足でも認識されるかを確認する作業をやる事でリアルタイムでもまだ早いなどが分かってきます。
当たり前の事なんですが、FXは認識ゲームみたいな所がありますのでしっかりとみんなが認識出来る波を自分も認識出来るように練習して小さいダウで迷わないようにしましょう!
しっかり待てるようになる
この移動平均線でダウを見ていく事によってのメリットがあります。それはどれぐらいまで待てばいいのか?これが移動平均線の波をダウで見れば分かってきます。
先ほどのダブルトップをつけて移動平均線の波でも安値を更新してきました。
ピンクの線でダブルトップをつけて下落してきました。その後の青色の四角で囲っている部分についてはすでに下落が始まっている最中なので手を出せません。ある程度戻しを待ってからになります。
飛び乗らないでくださいね。笑
そうすると移動平均線が再度高値を切り下げていく部分で注目していけばいいだけなんですね。
そう考えると黄色の〇部分からチャートに注目してしっかりと下げていく部分についていく準備をしていくのです。
このようにダウ的にも次の移動平均線レベルで高値を切り下げていくポイントまで待てるようになるという事です。
移動平均線で見るダウのまとめ
細かいダウに悩んでいる人はこのように移動平均線の山と谷でダウを見ていく事によって、いちいち小さな高値で更新したのか?など悩まなくて済みます。
実際にFXはみんなが認識しないと大きく動いていく事はないので15分足レベルの移動平均線の波でダウを見ていくとデイトレでは十分かと思います。
もちろん慣れていけば色々な時間足で応用は可能ですので、ダウで迷走している方はぜひこの方法を取り入れてみてください。