FXでダマシが発生する騙し上げ下げメカニズムを再度書いてみました!

お久しぶりの投稿になります。

FXでダマシって事を見たことや実際に体感した事が1度はあるのではないでしょうか?ダマシって明確な定義はないんですが、欧州時間などではよくあるパターンです。

このダマシも何気なく起こっているのではなく、起こしていると言っても過言ではありません。

このFXダマシについてしっかりと掘り下げて書いていきますね。

FXのダマシってそもそも

先ほども書きましたが、ちゃんとした定義ってのが難しいところなんです。例えば、自分がポジションを持ってから一度損切りに合ってから自分がエントリーした方向へ伸びていく事。

これなんかもダマシですよね。ヒゲぐらいできっちり狩られてから思惑の方向へ動いていく動きです。

ある意味、根拠がしっかりしていて安値割れや高値更新などからエントリーして直近の安値や高値に損切りを設定したのにも関わらず狩られてしまう。だけど狩られてから思惑の方向へ動いていく事かなと個人的には解釈しています。

FXダマシの仕組みは確定させる事

さて、ここから本質のお話しをしていきます。

ダマシを回避する方法と考えるより、なぜダマシが発生するのかを考えていかない事には問題の解決になりません。

FXでダマす行為はそもそも押す安値や戻り高値を確定させる動き。

例えば売りの場合で解説していきます。

こちらのチャートは直近のドル円の15分足になります。

FXダマシ

FXダマシ

 

この一連の下落ですが、その前にダマシのような動きが発生しているのはおわかりでしょうか?

大きく上昇したにも関わらず全戻ししてきてこの上昇の押し安値を割ってきていますね。ちなみに押し安値はこちらになります。

 

FXダマシ

FXダマシ

 

押し安値は前回の高値を更新した安値ですから青色の矢印の部分になります。黄色で見える高値を明確に更新してきましたよね。この時点では買い目線で当然OKなんです。

その後ですが、この押し安値が明確に確定した事によってそれまでロング買いでポジションを持っているトレーダーは何をするか?

利益確定の注文をこの押し安値部分に移動させてきます。

ここが非常に重要な部分なんですよね。ダマシって確定させると書きましたが、利益確定やこの上昇から買ったトレーダーたちの利益確定や損切りの注文をこの押し安値に集めるという事なのです。

その後、大きなダマシのようになって押し安値を割ってきます。

押し安値を割ってくるとトレンドの転換点にもなり、それまで買っていたトレーダーたちは諦めてポジションを解消してきます。そして新規の注文も入ってきますので下落しやすいという事です。

FXでダマす事は押し安値や戻り高値などを明確に確定させる行為と言えます。

もっと簡単に言えば確定させてその部分に注文を集める。集める事によって、その集めた部分を割り込んでくるとその後そのままま下落していったり上昇していったりというチャート形状になります。

 

FXダマシ

FXダマシ

 

もっと言えばダマシが発生した後に押し安値や戻り高値を更新してくるとチャンスとも捉えれるという事です。

このように今まではダマシがとっても苦手だと思っていても理解する事で逆にダマしてくれと思うようになってくると思います。笑

欧州やNY時間でよくある動き

FXでダマシが起こる時間帯についてです。

そもそもダマシはかなりのエネルギーを要するわけなんですね。そのエネルギーを使えるのは基本的に大口のヘッジファンドや投資家です。弱小はいくら買ってもローソク足を動かす事は出来ませんので。

大口でレートを動かしてくる投資家やヘッジファンドなどは基本的に欧州かNYになるわけです。

なので気をつけないといけない時間帯としては当然、欧州時間とNY時間です。

日本時間で良い形と思ってエントリーするも一度狩られてから自分が思っている方向へいっちゃう事もあるかと思います。もし日本時間にポジションを持った場合は欧州時間などは要注意という事です。

簡単に日本時間で使った流れを崩してくる事ありますので。

ダマシの対処法

さてダマシの対処方ですが、基本的にレートが収束している場合などで欧州時間に突入した場合はワンテンポ遅らせてみる。もっと言えばダマシを確認する事なんです。

もちろんFXでダマシが絶対に発生するとは言えないのですが、背景の相場環境などにもよって違います。特に上位足の抵抗部分の直下から買いを検討している場合はかなりダマシの発生率は高いです。

逆にきれいなトレンドが発生していて抵抗、つまり引っ掛かりそうな怪しい部分がない所はダマしてくる確率は低いです。

これもすべては相場環境の認識になりますので、しっかりとそのあたりを頭で理解しておく必要があります。

ダウをしっかり理解している事も大切

どれをダマシと定義するかは僕自身ははっきりありません。終わってみればダマシだったり、上位足から見るとダマシでも何でもないように見えますので。

それよりも大切なのはダウをしっかりと認識しているか?です。

このサイトにも書いていますが、ダウの高安値って小さすぎてもダメなんですよね。これをより正確に捉えていれば問題ないという事です。

FXのダマシまとめ

ダマシってよく言われますが、本当に理解するとダマシがあったほうがその後伸びていきやすいとも気づけると思います。

このダマシ1つにしてもただやられたな~と思うか、しっかり理解するかで全然違いますので徐々にでOKなので理解していってください。

FXのダマシは押し安値や戻り高値を確定させる事です!

それによって注文をその押し安値や戻り高値に集めて一気にぶち抜いていく事によりその後伸びやすいという事を覚えてくださいね。

もちろん、形だけではなく大切なのは上位足の方向や相場環境になります。

そのあたりもしっかりと理解して複合的にチャート分析していく事が大切だと思います。