FXは複数の時間足チャートがあるけれど、どの時間足チャートを使用したらいいか分からない。
この記事ではFX初心者の方に分かりやすく、どの時間足チャートを使えばいいのかを解説していきます。また同時に自分に合った時間足を見つける事ができると思いますので参考にしてみてください。
トレードスタイル
まずは時間足の前にトレードスタイルというものが存在しています。
短期的なものから長期的なものまで、そのスタイルに名前があります。
■スキャルピング
主に1分足や5分足を使用して短い時間で売買を繰り返していく事をスキャルピングと言います。
基本的には保有時間は10分以下ぐらいが多いです。
ただし、相場の動きなども含まれてきますのでエントリーしてから1分ぐらいで決済などもあります。
1日のトレード回数は多め。短期的にチャンスがあれば入っていくスタイルです。
短期的なので利益は比較的少なく、その小さな利益を何回も繰り返すことによって大きな利益へとつなげていきます。
■デイトレード
主に5分足、15分足、30分足、1時間足ぐらいまでの時間足を使用してトレードするスタイルです。
『デイ』とつくぐらいですので、おおよそ1日の値幅を取りに行くスタイルになります。
保有時間は1時間~1日ぐらい。
結構幅が広く、相場に合わせていくスタイルです。
1日のトレード回数は多くても2回ぐらいまで。相場環境が整っていなければエントリーしない日も当然あります。
スキャルピングにくらべトレードスタイルとしてはゆったりです。
1回のトレード利益もスキャルピングよりも基本的には多いです。
■スイングトレード
こちらはトレードスタイルの中では一番保有期間が長く、基本的には4時間足、日足、週足などを見てトレードを行っていくスタイルです。
エントリーしてから1週間ぐらい保有している事も多いです。
デイトレードよりも、もっと大きな値動きを捉えに行くトレードスタイルになります。
もちろんデイトレードよりも大きな利益を狙いにいく事です。
このように、トレードスタイルにはまずスキャルピング、デイトレード、スイングトレードというスタイルがあります。
もちろん厳密にこれがデイトレードだ!というものはなくある程度の範囲で呼ばれています。
どの時間足でも相場環境による
FXというのはすべての時間軸が同じ方向に揃ってこそグングンと伸びていきます。
■1分足
四角に囲った部分の短期的に伸びていく瞬間を捉えていきます。
■5分足
先ほどの1分足の部分を5分足でキャンプチャーした部分です。
こちらは当然四角のポイントにをサクッとエントリーして決済していきます。
■15分足
先ほどの5分足の部分を15分足にしています。
5分足とくらべて1本で15分ですから、この中に5分足のローソク足が3本入っていると見れます。
ですので実際は比較的ゆったりとチャートが動いている感じに見えます。
■1時間足
1本のローソク足に15分足であれば4本分。5分足であれば12本入っているわけです。
そう考えると大きい足ですよね。1時間足は比較的多くのトレーダーに見られています。
■4時間足
こちらも1時間足と同じく多くのトレーダーに意識されている時間足です。
特にデイトレード、スイングトレードをする方は見ている時間足で、僕も重視している時間足と言えます。
■日足
全体の大きな流れを見るためにチェックします。
1日1回程度見るぐらいで大丈夫です。1日ローソク足が1本しかできませんからね。
その他で週足、月足とありますが大きすぎるのでここでは省きます。
このように色々なローソク足があり、それぞれの動きに意味があります。小さくなればなるほど激しい動きに見えますし、大きな足ほどあまり動いていない感じで体感としては見えると思います。
性格にも向き不向きがある
どの時間軸でもプロのトレーダーは存在しています。
その上で一番大切な事が自分の性格はなかなか変える事ができません。
いくら伸びる事が分っていたとしても価格が戻ってきたらすぐに決済をしたくなったり。そして決済した後に思惑通り大きく上昇し『なにやってんだろ~』となります。
言えば含み損や利益の減りが気になる方は基本的にはスキャルピングやデイトレードで短期的なところを狙っていく事が合っていると思います。
無理に耐えても仕方ないんですよ。笑
そしてヒヤヒヤしながらチャートの値動きと格闘する。これに行きつくと本当のギャンブルになってしまいます。
逆に多少の含み損もそこまで気にならなく、ゆったりとした心でトレード出来る方はデイトレードやスイングトレードをオススメします。
そもそも血眼になってエントリーポイントも探したくないし、週に1回や2回トレードして値幅を取りたいなどであれば問題ないと思います。
ただしスイングトレードであれば本当に週に1回ぐらいあるかないかになるので、見逃しだけは厳禁です。
仕事とFXの兼業では向き不向きがある
こちらもトレードする時間足を選択する上で重要となってくるテーマです。
FXを始めようと思い色々と調べてる方であれば、まだお仕事をされている状況かと思います。
その場合はもちろんFXとは兼業という形になりますね。
お仕事をしながらFXをする事は可能と言えば可能だと思います。
仕事の休憩時間などにチェックしたりしてエントリーが可能かどうかを探れます。
ただしタイミングが合わない事だって当然あるわけです。
またエントリーして放置出来る相場環境などであれば問題ないとは思いますが、少しリスクが高い局面などは適切に決済も行わないといけないので短期足のトレードというよりかは最低でもデイトレードスタイルがおすすめです。
兼業の方も仕事終わりでしっかりとチャートを見れるのであればスキャルピングなども可能です。
時間足を決めるのはまずは自分を知る事
色々とご紹介してきましたが、兼業の方であれば必ずチャートを見れない時間があると思います。
ですのでどういうスタイルで行っていくのかを決める必要があります。
後は自分の性格ですね。
この2つをうまく組み合わせて考えると自分のスタイルが徐々に見えてきます。
ちなみに僕はすでに専業ですが、5分足、15分足を基準にしてトレードしています。
エントリー回数は1日に1通貨ぺで1回ぐらいですかね。
デイトレードになります。
スキャルピングは僕には合ってませんでした。
やろうと思えばやれますが、忙しいんですよね。エントリーポイントも考えますが決済ポイントもすぐに判断しないといけないのがスキャルピング。
そして小さい時間足を見過ぎて、大きな時間足の波に飲まれてゲームオーバーなんてこともありました。
なのでしっかりと上位足の相場環境を見てデイトレードを行っています。
最初からバチっとトレードする時間足が決まるわけでもないので、いろいろとまずは試行錯誤しながら決めていくと自分に合った時間足が見つかると思います。