FX全モした時の相場を考えましょう【全戻し】

FX全モ

さて今回はチャートパターンに近いお話しをしていきたいと思います。

FXではたまに見るパターンではないでしょうか?

全モ。全戻しとも言いますね。この全戻しについて色々とパターンがありますので、この記事で全モの意味をしっかり理解してパターンも覚えてください。

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FXの全モとは

FXの全モについて知らない人に向けて少し書いていきたいと思います。

FXにおいての全モ(全戻し)とはなんなのか?

言葉の通りで全て戻すという事です。

FX全モ(全戻し)

こちらの画像はとある日のドルカナダ15分足です。

分かりやすいチャートを出しました。

FX全モ(全戻し)

この黄色の矢印の上昇に対して、青色の下落でそれまでの上昇を全て打ち消しています。

この状態が全モ(全戻し)と言います。

明確な定義ってなかなかないんですが、上昇に対してほぼ全て押してきたという事です。

FX全モ(全戻し)

こちらは下落になります。

FX全モ(全戻し)

黄色の下落に対して、青色の上昇がそれまでの下落全て戻しています。

このような戻しをFXでは全モ、もしくは全戻しと言われます。

そこまで難しく考えなくてもチャートを見ると分かる形なので迷わないですよね。

上昇や下落したのにほぼ戻してきた状態です。

FXで全モ(全戻し)するという事の意味

この全戻しっていうのはどういう事かって事なんですよ。

せっかく大きく上昇や下落をしたのに全て戻してきているんです。

反対側も強いよね

全てを打ち消すぐらい戻してきているって事です。

小さい上昇後や下落後の戻しなんて意味ありません。

でもある程度みんなが認識できるぐらいの上昇や下落後に全モしてきたって事は

反対側の勢いも強いよね~って事

ようするにその全戻しの意味を考えなきゃいけないんです。ここまではしっかりと理解してくださいね。

どういう全戻しが認識されるか?って事ですけど15分足の移動平均線レベルで大きく上昇や下落したのにほぼ全戻ししてきた時などは、僕の記事でも書いていますが1つ上の1時間足でも認識されやすいので要注意って事です。

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利益確定の戻し

またもう1点理由を考えるのであれば

利益確定

これで全戻ししてきている可能性ですね。

利益確定の注文ってそれまでの注文とは反対に注文が入ります。

なのでかなり上昇した時や下落した時って、底や頭から買っているトレーダー達の利益確定もあるわけです。

これは推測までですが、可能性としては十分にあり得ます。

僕ら個人トレーダーの資金力ではレートに何の影響もないですけどね。笑

全戻しその後の展開パート1

はい、それではここまで全モ(全戻し)について書いてきましたが、ここから重要で実践的なお話しをしていきます。ってか書いていきますね。

全モ(全戻し)の後はどのような展開が待ち受けているのか?これについて書いていきます。

これもテクニカル分析する事によって解決していけるので見てください。

押し安値や戻り高値を更新してない

これが非常に重要な部分になります。

POINTその全モでトレンド転換したのか?

ここ覚えてくださいね。トレンド転換するぐらい全戻ししたのかどうなのか?です。

そのトレンド転換を見極めるのが押し安値や戻り高値になります。

押し安値や戻り高値が分からない方はこちら

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それでは押し安値や戻り高値を更新していないパターンを見ていきましょう。

押し安値更新してない全モ

こちらはドルスイスの15分足です。

少し大きく上昇した後に上昇を打ち消すぐらいの下落がありますよね。

ここで注目して欲しい部分があります。

押し安値です。

押し安値更新してない全モ(全戻し)

こちらは先ほどの画像です。

黄色のラインが押し安値になります。この押し安値を割り込んでいないんですね。

この押し安値を割っていない以上は当然買い目線でいいんです。

なので勢いよく下落してきて全戻しだと思っても押し安値を割っていない以上は上昇になります。

この時の全戻しはトレンドを転換させるほどの勢いはなかったという事です。

トレンド転換を詳しく見たい方はこちら

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この全戻しの場合はどうするか?って話しなんです。

まだ、この時間足ではトレンド転換していないって事です。

押し安値を割り込んでいないのだから基本的には買い目線が重要って事です。

ただし、押し安値近くまで押してきた場合は注意が必要です。

なぜならば、それだけ売り勢力も強いという事。

であれば、しっかりと1つ上や2つ上の時間足の方向性や反転しそうな抵抗がないかなどをしっかりとチェックしましょう!

FXは自分の見ている時間足だけではありませんからね。

全戻しその後の展開パート2

さて次は全戻しの展開パート2になります。

何が違うかって事です。次のタイトル見てください。

押し安値や戻り高値を更新

先ほどは押し安値や戻り高値を更新していないってお話しでした。

このパート2ではその全戻しによって押し安値や戻り高値を更新してきたパターンです。

ややこしくはないですので見てください。

押し安値更新の全モ(全戻し)

先ほどと同じく上昇してきた局面です。

今回はがっつり押し安値を割り込んできました。そうすると次の展開はどうなるでしょう。

押し安値更新の全モ(全戻し)

こちらが先ほどの画像の押し安値部分になります。

黄色のラインが押し安値。そこのラインを明確に割り込んできているでしょう。

そうするとどうなるか?

僕のトレンド転換の記事を読んでいる方なら分かるはず。

この時間足ではトレンド転換したって事です。トレンド転換したのであれば、下げる可能性が高いという事です。

少しパート2は延長戦で今度は戻り高値を全戻しで更新した局面を見ていきましょう。

戻り高値の全モ(全戻し)

こちらはユーロドル15分足です。

先ほどの押し安値とは反対に思って頂くだけでOKです。

全戻しして戻り高値を更新してきている局面です。

戻り高値の全モ(全戻し)

分かりやすいのが黄色のラインがゆったりと大きく分かりやすい戻り高値です。その戻り高値まで全戻ししています。

その後、その黄色のラインを超えていくとトレンド転換しているのだから、上昇する可能性が高いって事です。

画像の中に青色の水平線も引いています。

少し小さいですが、こちらも直前では小さく安値を更新して戻り高値を形成。しかし安値更新後に一気に全モ。

青色の部分は少し小さいですが、同じ事ですね。

全戻しの意味をちゃんと知りましょう

FXで全戻しの局面ってよくあるんです。

小さい時間足ばかり見ていると上かな~下かな~って惑わされるんですよね。

でも、全戻しにおいてもしっかりと自分の中で基準を作る事が大切です。

ちなみにオマケで言いましょう。笑

よくあるヘッドアンドショルダーってあるじゃないですか?三尊ってやつです。

これも全戻しに当てはまるって思いつきましたか?

左肩→頭

ここまでは上昇トレンドで左肩の安値が押し安値です。

そして頭から急落してきますよね。

その時が重要なんですよ!!!!

POINT押し安値を割らずに右肩かな?って時に売るとやられる可能性高いですから。

逆に押し安値を一度割ってから右肩を作りにくる時は下げる可能背が高い。

図形だけでヘッド&ショルダーなどを見ていくのもいいんですが、基本的にはこのような考え方。

別々に考えている人いますが、全ては一連です。繋がってますからね。

また今度、新しい三尊についての記事も書いていきます。

FX全モ(全戻し)のまとめ

さてここまでFXの全モについて解説してきましたが、理解できましたでしょうか。

基本的に基準を作る事によって相場が見やすくなります。プロの感覚とかって色々書いてますが、無理、無駄ですから。感覚を合わせる方が難しいんです。

POINT・押し安値や戻り高値を更新してないバージョンがある
・押し安値や戻り高値を更新したバージョンがある
・決して自分の見ている時間足だけではない

このあたりをしっかりと押さえて相場を見てください。

いくら急落しようが、急上昇しようが、押し安値と戻り高値を基準にする事によってスッキリですので。

それでは丁寧に環境認識から見てトレード頑張っていきましょう♪