今回はシンプルになぜ僕はナンピンという手法を使わないのかを解説していきます。
たまに問い合わせでもあるんです。記事に書いた事ないのでもちろんしないのですが、ここで答えておきたいと思います。
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ナンピンを否定するわけではない
僕は基本的にナンピンという手法を否定するつもりはありません。あくまで僕が使わない手法だという事だけは分かってくださいね。
ダメじゃなくて、よく知らないのにするのがダメって事です。
FXにおいて色々な手法って出回っているわけです。その中でも本当に勝てるものもあると思います。でも知らないままやって負けましたがダメって事です。
ポジションを持つイメージ
例えばこういう相場があったとします。ここでかなり下げてきましたので、値ごろ感として底から買います。
またエリオット波動を移動平均線でカウントしても第5波目だからそろそろ下げ止まるだろう。
こうも考えられますよね。
なので一番おいしい底から買ったとします。
その後のチャート図になります。
その後っていうのは、このように大きな下落の波にのまれて下げた部分で再度ナンピンして買いをしていくパターンです。
地獄へ連れて行かれるパターンですね。
ナンピンしていって今回は証拠金も含めて耐えれたとしましょう。
ロットにもよりますが、おそらく利益になる部分は黄色の〇ポイントあたりになるのではないかと思います。
時間がもったいない
先ほど出した画像ですが、この期間を考えてください。
買いのポジション持ってから約10日もかかっているんですよ。そりゃメンタルメンタルってなるし時間が非常にもったいないと言えます。
人間なのでマイナスをずっと抱えている状況はよろしくないのは間違いありません。
そして時間も無駄なんです。だから僕はナンピンを否定しないけどしないっていう事です。
ナンピンから強制ロスカット
FX初心者の方が容易に覚えて使うとこの現象が起こります。それは強制ロスカットです。
売られ過ぎてるから買う、買われ過ぎてるから売る。
これを素人同然のようにやると本当に一発で資金を飛ばす事になり退場に追い込まれるという事です。
失うのは簡単です
こちらは先ほどのナンピンした部分を見ていきましょう。
こう見ると落ちてるな~ですが、pipsを見てみると約600pipsぐらい落ちている事が分かります。資金管理を間違えると強制ロスカットになります。
僕はここからさらに600pipsも落ちるなんて予想できない。笑
トレンドフォローではないナンピンをFX初心者がするとほぼ確実に資金をぶっ飛ばす事になります。
相場を知らない状態でこれをやると本当にヤバいですから。
また相場を知っていても、ある程度どこまで下がるか?上がるか?は想定出来るものの、100%その部分で止まるわけではないという事。
相場は想像をはるかに超えてきますので。
冒頭でも言いましたがナンピンを否定するわけではないんです。相場を知らない人がやると終わるよって事です。
相場の流れは本当にどこで止まるか分からない。だからこそ流れに逆らわずにトレンドフォローしていく方が僕は簡単だと思うし気持ち的にも楽だと思います。
ナンピンにしてもトレンドフォローにしても相場をまずは知る事が重要ですね。
よくやるFXの行為
ここからはナンピンも含めてFX初心者やなかなか勝てない人がやる行為も少し書いていきたいと思います。
おそらく、ちゃんと出来ているはずなのに何か違うという人はこのあたりが当てはまってないか確認してくださいね。
そろそろ下げ上げ止まるだろう
これは強制ロスカットになる人や、なかなか勝てない人、勝っては負けてを繰り返している人に多いです。
『そろそろ』
これは主観でしかないという事なんです。相場の事実を分析して出している答えではなく自分はこう思ったという主観の答えなんです。
主観で相場と合う人も、もちろんいると思います。しかしながら大勢の勝てない人が主観を使うと負けます。なのでその主観をまず捨てる事が大切です。
腹が立ってさらにポジションを持つ
これも感情に任せたトレードになりますね。
どうしても相場に対して熱くなる人、僕も基本的には熱くなりやすいほうです。なのでその自分の弱点をしっかりと押さえておかないと、負けてイライラしてすぐに優位性もへったくれもない部分でエントリーしてしまうんですね。
こういう事をやっていては相場で生き残っていけません。
ナンピン計画的にするなら
オススメをしているわけではないですし、僕はしませんがナンピンするにしてもしっかりと分析を行った上でやらないと一発退場なんて当たり前です。
先ほど見ていたこの相場ですが、テクニカル分析的にこの下げはどう想定できたのか?これを冷静にテクニカル分析をしている人間なら考えなきゃダメ。
こちらは先ほどの部分を4時間足にしました。
そうすると日足レベルで崩れてきているという事が分かると思います。そして戻しらしい戻しもほぼなく分かりにくいですが、どこまで伸びるのか?それを見ていかないといけません。
どこで止まるのかを想定
これを何で分析するのか?それは
フィボナッチエクステンション
日足レベルで見ると画像に書いてある押し安値を割り込んだあとに少しだけモジモジしている部分があります。
本当は移動平均線レベルで押して分かりやすくしてほしいのですが、相場に合わせて想定していく事も大切
この黄色のBOX部分ですね。これを仮の2波目と想定してフィボナッチエクステンションを引いてみる。そうすれば仮の3波目としてどこまで伸びるかを想定出来るという事。
このように引いた場合に100%や161.8%というものはまだまだ下にあります。という事は日足レベルの3波目として下げ止まりとして買いを検討するには早すぎないか?と想定できます。
もちろんここでは161.8%がありますが、261.8%も想定しておかないといけません。
このようにしてナンピンするにしても、どこまで下げるのか?をしっかりとテクニカル分析出来ていないといけないという事です。
ナンピンしないまとめ
僕はトレンドフォローが手法なので基本的にナンピンする事はありません。でも否定するわけではないという事も含めて書いてきました。
FXでは様々な手法が存在するのは確かです。その中で僕は効率がいいモノを選んでいるだけ。
あとはどの手法を使うにしてもしっかりと相場を理解していかないと結局の所、使えないという事なんですね。
POINT・時間の無駄
・強制ロスカットのリスク
僕がナンピンをしない理由はこのあたりになります。FX初心者の方はぜひ難しいナンピンをするよりもより簡単で時間的にも効率がいいトレンドフォローをしていきましょう。